東京大学の改革は成功するか?
本記事は、毎週発行しているメールマガジンで収集したニュースを中心に、科学技術政策関連ニュースを解説します。毎週日曜日に発行予定です。今回は先ごろ閣議決定された第7期科学技術・イノベーション基本計画について深掘りします。
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二〇二六年七月三日、文部科学省は国際卓越研究大学の審査結果を公表し、京都大学を三校目の認定候補としました。すでに東北大学、東京科学大学が先行しており、これで有力校が着々と「認定校」に名を連ねていくことになります。
ところが、日本の大学の代名詞ともいえる東京大学だけが、そこに入れずにいます。二〇二五年末の時点で「継続審査」とされ、そして七月十四日、松本洋平文部科学大臣は記者会見で、関連法人での不正流用が審査の欠格事由に該当するかどうかを確認すると述べました。事実上、審査の打ち切りにつながりかねない事態です。
繰り返される不祥事、それに対して打ち出されたガバナンス改革。はたしてこの改革はうまくいくのでしょうか。そして——ここが本稿でいちばん考えたい点なのですが——そもそも東大は、卓越大に認定されないほうが幸せなのではないかとも思ったりします。
東大出身者の端くれとして、母校のこれからを、少し立ち止まって見つめてみたいと思います。
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